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離乳食インストラクターニュース

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赤ちゃんはおさかなのお刺身っていつから食べられるの?

 19回目

こんにちは離乳食インストラクターでさかな屋の嫁、神田ひかりです。今日は、大人が大好きおさかなの「お刺身」についてのお話。

生のおさかなが乗ったお寿司や手巻き寿司など、大人にとってはヘルシーでさっぱりしていてよく食べるメニューですね。では、赤ちゃんの離乳食でお刺身はいつから食べられるのでしょうか?

 

●お刺身(生の魚)は離乳食期は与えません

マグロのお刺身やネギトロなんかは柔らかい食感だし、おさかなは加熱するよりも生の方が栄養が損なわれてないから与えてもいいのでは?と思うかもしれませんが、離乳食期の赤ちゃんには与えません。

なぜなら、生の魚にはたくさんの「細菌」や「寄生虫」がいると言われています。大人では腹痛で済む事であっても、内臓が未発達な赤ちゃんにとっては食中毒や細菌感染で命の危険にさらされる恐れもあります。

離乳食期はおさかなに限らず、お肉もしっかり火を通してから与えてあげてくださいね!

 

●幼児期以降も配慮してあげましょう

離乳食期には絶対にNGなお刺身ですが、幼児期ではどうでしょうか?

こどもは一気に大人にならないのと一緒で、幼児期も内臓機能はまだまだ大人と同じとは言えません。徐々に、ゆっくりゆっくり成長していくのです。

ですから幼児期以降の食事でも「離乳食の延長」と考えて頂き、お刺身(生の海鮮)を与える場合の目安は3歳。それ以降も子どもに興味がなければあえて与えなくてもいいと思います。



●子どもにお刺身を与えるのであれば以下の点を注意してくださいね!

■■刺身(生の海鮮)をこどもに与える時のポイント■■

①    初めての時は一気に多量に与えずひと口から(病院の空いている時間)

②    新鮮なものを与える

③    アレルギーや食虫毒、誤嚥の危険性が高い魚種は避ける

(サバ、サンマ、タコ、イカ、エビ、カニなど)

④    頻繁に与えない

⑤    食後は体調観察する(じんましんや下痢などが起こらないか)

この5点に注意して、お子さんの体調が万全な時に与えてあげてくださいね!

 



この記事を書いた人
神田光
神田 光(かんだ ひかり)
離乳食インストラクタ―/調理師/さかな屋の嫁 19 歳で調理師免許取得所得後 8 年間名古屋国際ホテルなどで修業後、さかな屋に嫁ぐ。息子の離乳食で悩んだ事をきっかけに離乳食インストラクター資格後、地元愛知県で離乳食講座を開講し累積受講者数300名突破。おさかな離乳食セット「ととBaby」を開発しインタ ーネット販売中! 
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