私には2人の姉がいる。
8歳、5歳と離れているので、かなり末っ子の私。
「姉が親に怒られていることはしてはいけない」
と、要領よく育った3人目です。
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1人目の姉はもちろんのこと、
2人目の姉も、私から見るととても容量が悪く。
父と母に叱られることが多々あるように見えた。


その中に、「お弁当」があった。


2人目の姉は、好き嫌いが多く。
高校の時のお弁当は、母が作ったものを残してくる毎日だったらしい。
懲りずに母は、いろいろな食材、料理を入れていたのだが
姉は頑として食べない。残してくる。



そんな姉だったが、
出産し、母になったら、好き嫌いがなくなった。



「あの子が、子どものために切り押し大根を炊いてるなんてなああ」


そう、話している母は、少し誇らしげ。


お弁当を残しても残しても。
ずっと、和食を作り続けた母の、思いは、きちんと姉に伝わっていたのです。




食育は、これをしたからすぐに改善されないこともあります。
気長に、気長に。
心穏やかに。



よく論を言うと、
お母さんが「おいしい」と信じるものを
子どもと一緒の食卓にあげるだけ。


それだけでいいのだと思う。