『赤ちゃんにはどの程度調味料を使えばいいのか?』

こんな質問を受けることがあります。
離乳食には、調味料をほとんど使いません。が私の答えです。


だしをしっかりとっていれば、調味料がなくても、それは美味しい美味しい離乳食が完成します。

時期



 

使える調味料

初期(ゴックン期)

(5~6カ月)

使わない

なし

中期(モグモグ期)

(7~8カ月)

使わなくて良い

使わなくて良い

後期(カミカミ期)

(9~11カ月)

風味程度

(1.2滴)

△しょう油、味噌、酢、
ケチャップ、バター、オリーブ油(すべて△です)

完了期(パクパク期)

1218カ月)

風味程度

(1.2滴)

△しょう油、味噌、塩、酢、砂糖、コンソメ、ケチャップ、マヨネーズ、ソース、バター、オリーブ油、はちみつ
(すべて△です)

〇 ⇒ 与えてもOKです

  ⇒ 積極的に与えなくてもいい

表を見てわかるように、与えてもOKな調味料がありませんね。
しょう油と味噌を中心に、ごく少量を風味程度に与えることを心がけてくださいね。


しょう油
離乳食のしょう油は、ほんのり風味付け程度に使うだけです。
『しょう油にこだわる!!』と言う方へ。本物のしょう油は、原料『大豆・小麦・塩』だけで、保存料 が入っていないもの、有機JASマークが付いているものが、安心なのですって!

味噌

しょう油同様、ほんのり風味付け程度に使うだけです。 『だし入り』と書いてあるものではなく、「大豆、塩、麹」だけで作られているものを選びましょうね。
そして、こだわる方は、これまたしょう油同様、大豆・麹(米、麦、豆)が国産で、食品添物なし!!の物を探スといいのかな。


1歳過ぎるまでは、使いません。その後も少量。
体に良い塩は海のミネラルをバランスよく含んだ天然塩だそうです。 塩化ナトリウムが75%~85%、 ミネラル元素が15%~25%で構成されているのが、天然塩です。

砂糖
ほんのり風味付け程度に使うだけです。使うのは、1歳過ぎてからでいいのではと思います。
砂糖には常習性があります。麻薬と同じなのです。幼い頃から砂糖を使った甘いお菓子を食べていると癖になります。『砂糖が、落ち着きのない子を作る』とも言います。離乳食には、風味づけに使うくら いにして、特に使わなくていでしょう。3歳までは、甘いお菓子も控えましょう。
砂糖にはイロイロと種類がありますよね。どう違うのでしょうか

 きび砂糖 
 離乳食に使うなら、きび砂糖。さとうきび本来の風味の生きた砂糖です。
 しぼり たてのさとうきび汁を使ってつくられた顆粒状の砂糖です。

 黒砂糖 
 さとうきび由来のミネラルが豊富、いい砂糖です。
 ボツリヌス菌が混入している可能性があるため、1 歳過ぎてから使用しましょう。

 中ザラ糖 
 黄褐色をしていますが、純度は高いお砂糖です。子どもにも良いでしょう。

一般的に多く使われている、上白糖そして三温糖は、化学薬品で精製されたものなんです。身体にはよくない砂糖と言われています。子どもへの使用は控えましょう。大人もですけどね。

みりん・酒
あえて赤ちゃんに使わなくてもよい調味料です。これらがなくても美味しく離乳食が作れます。


赤ちゃんや子どもには、純粋な植物性の油がいいでしょう。例えば『オリーブ油』がいいでしょう。

その他の調味料(マヨネーズ、ソース、ケッチャップなどなど)
あえて赤ちゃんには使わなくてもよい調味料です。幼児期も毎日使うものではありません。 


米、野菜、豆腐、肉、魚などなどの食品、そして調味料は、良質なものが良いですよね。でも、こだわり過ぎても現代社会で生きてゆけません。ほどほどに、こだわりましょう私はそこまでこだわっていませんが、調味料は長く使えるものですので、それなりの原材料で、それなりのお値段の物を使うようにしています。1か月300円になるか600円になるかの話ですから。いいものを使う方がいいかなと言うのが私の価値観です。

上記の例にあげた以外の調味料は、使っていいものか、よ~く考えて使用するようにしてください。
使うときのポイントは、
・味が濃くないか?
・油っぽくないか?
・添加物は?
・刺激はないか?

を考えると、赤ちゃんや子どもに使っていいかどうかを判断できるのではないかと思いますよ(#^.^#)!!