離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨の“和の離乳食レシピ”blog

中田家庭保育所施設長、離乳食インストラクター協会代表理事の保育士 中田馨が離乳食と0歳児~2歳児の発達や育児に役立つ情報を話します。 離乳食インストラクター協会®と離乳食インストラクター協会ロゴマーク®は商標登録です

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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・食べ物に興味を持たせる(赤ちゃん編)

‘赤ちゃんが離乳食を食べてくれない’。子育てをしている親御さんにとって、これは切実な悩みです。せっかく手作りの離乳食を作ったのに。赤ちゃんが一口も食べてくれなかった。なんてこと、よく聞く話です。私も経験しています。そんな‘離乳食を食べてくれない’赤ちゃんに、私たち親はどう接したらいいのでしょうか?チョットしたアドバイスとアイデアをお届します
                

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・
        食べ物に興味を持たせる(赤ちゃん編)

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前回、『赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・嫌がる7つの理由』のお話をしました。このページでは私の失敗談を交えながら、1つ1つ細かくお話ししたいと思います。


               


あなたが、食べることが好きだったら?
“食べ物に興味がない”というのは『どうしてだろう?』と思うかもしれません。私も思います。食べることが大好きですから(#^.^#)
でも、いるんです。食べ物に関心のない赤ちゃんや幼児さん。(昔のうちの息子・・・(笑))

食べ物に興味がなければ食べ物に興味を持たせなければいけません。しかし、『食べ物に興味を持ちなさい!!』と言って興味を持つものではありません。
それが赤ちゃんなら尚更です。声掛けしても、嫌がったら泣いて食べないし・・・。途方にくれてしまいます・・・。

そんな食べ物に興味のない赤ちゃんへの対応はどうしたらいいでしょうか??


食べ物に興味のない赤ちゃんへの対応

その1 イロイロな食材を食べさせてみる
子どもが大きくなるにはイロイロな体験を必要とします。食べ物も一緒です。イロイロな食べ物の味や色や形を知ることが子どもの体験として必要です。長い目で見ると、3歳までに体験していない食べ物は、子どもは敬遠します。ですので、イロイロな食材にチャレンジしてください。


その2 赤ちゃんの好きな食材を見つける
イロイロな食材をチャレンジしていたら『あ、これは食べてくれるやん』ていう食材が見つかるはずです。そんな食材を見つけられたらこっちのものです。食べ物に興味を持った第1歩ですから。


その3 少しずつイロイロな食材を食べられるようにする
好きな食材が見つかりましたか?例えばうどんが好きなら??うどんにイロイロな野菜やお肉、お魚を入れて煮込んでみてもOKです。あまり欲張らず、少しずつその量を増やして、野菜やお魚の味に慣れましょう。


その4 いつかは食べ物に興味を持つようになる
最終的には、お母さんの気持ちの持ちようです。今は食べ物に興味のない子だけれど、私の関わり方できっと食べ物に興味を持ってくれるようになる!!と思うことです。それと、今は『食べ物を食べる練習中』と思ってくださいね。


私の息子が、食べ物に興味のない子でした。だから、今悩んでいるお母さんの気持ちがよく分かります。9歳になった息子は、今、『もう食べるのやめなさい・・・』というくらい食べます。野菜も魚もお肉も!!だから、安心してくださいね。

今の時期は、食べることの練習期間!ですよ(#^.^#)

飲み込むのが苦手な子への対応【離乳食をたべない】

‘赤ちゃんが離乳食を食べてくれない’。子育てをしている親御さんにとって、これは切実な悩みです。せっかく手作りの離乳食を作ったのに。赤ちゃんが一口も食べてくれなかった。なんてこと、よく聞く話です。私も経験しています。そんな‘離乳食を食べてくれない’赤ちゃんに、私たち親はどう接したらいいのでしょうか?チョットしたアドバイスとアイデアをお届します
                

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時
飲み込むのが苦手な子への対応
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前回、『赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・嫌がる7つの理由』のお話をしました。このページでは私の失敗談を交えながら、1つ1つ細かくお話ししたいと思います。

                

他人には誰にでも 『得手・不得手』 があります。

・走るのは得意だけど、算数は苦手。
・算数は得意だけど、走るのは苦手。

そんな感じでね。赤ちゃんだってそうなんです。自分のこと他人の子を比べて見てみると(まあ、あんまり比べない方が良いですけどね)得意な事って小さいときから違いますよね?不得意な事も違いますよね?

・2ヶ月で寝返りができちゃった子
・8ヶ月になっても寝返りができない子


その子の体型や親の働きかけが少なかったという理由もあるかと思いますが、寝返りがす~っとできちゃうこと、メッチャ苦労する子がいます。


実は、食べる事も同じなんです。

・食べるのが得意な子
・食べるのが不得意な子

これは、生まれ持ったモノや環境によって違いが出てきます。 『飲み込むのが苦手』もそうです。あなたのお子さん、食べることはそれほど嫌がっていないけど、飲み込むのが苦手だったりしませんか?

飲み込むのが苦手だから、離乳食を食べない ⇒ 食べなかったら親が心配する ⇒ チョット無理やり食べさせてみる ⇒ そしてだんだん離乳食が嫌になる。・・・はい。悪循環です。


我が息子の話をします。息子は飲み込むのがとても苦手でした。口に食べ物が入っても飲み込む時に 『オエッ!!』ってなるんですよね。まあ、それで上記のような悪循環になったわけなんですが・・・。

でも、悪循環のままではだめですよね。だから私はそんな息子の為に少しでも食べやすいものをと思って頑張りました。



飲み込むのが苦手な子への対応

その1 離乳食の段階を下げる
息子は長い間、食べ物を裏ごししていました。ゴックン期はもちろんのこと、モグモグ期も裏ごしでした。特におかゆを喉に引っ掛けるので、10倍がゆのすりつぶしばかりでした。それなら、かろうじて食べてくれたのです。

ずっと裏ごしってわけにはいかないので、徐々に徐々に固まりも含めながら・・・。
喉に引っ掛けるのはとってもかわいそうなので、飲み込むのが上手になるまでは、とにかく喉ごしのいいものを
与えていました。もちろん、ある時期になると「噛む」とこも大切になります。噛むことで脳を刺激しますし、顎を発達させてくれますし。のど越しの良いものばかりでは、ダメな時期もやってきます。


その2 調理方法を工夫する
野菜を炊いた同じメニューでも、片栗粉でとろみをつけると食べやすくなります。そんな風に調理方法を変えることで、飲み込みやすくなるものもあります。


まずは、飲み込むことの練習からはじめてみてくださいね。
飲み込むことが上手になってきたら、次の段階に進みましょうね(#^.^#)!!

離乳食に興味を持たせる3つの方法【離乳食を食べない】

‘赤ちゃんが離乳食を食べてくれない’。子育てをしている親御さんにとって、これは切実な悩みです。せっかく手作りの離乳食を作ったのに。赤ちゃんが一口も食べてくれなかった。なんてこと、よく聞く話です。私も経験しています。そんな‘離乳食を食べてくれない’赤ちゃんに、私たち親はどう接したらいいのでしょうか?チョットしたアドバイスとアイデアをお届します
                

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時
離乳食に興味を持たせる3つの方法
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前回、『赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・嫌がる7つの理由』のお話をしました。このページでは私の失敗談を交えながら、1つ1つ細かくお話ししたいと思います。

               

せっかく頑張って離乳食を作っているのに。赤ちゃんが食べてくれない。それでもってお母さん、感じていませんか?

『うちの子何だか離乳食に興味がないみたい・・・』

そう。離乳食に興味を示さない赤ちゃんもいます。実を言うと我が子もそうでした・・・。うちの息子。現在はモリモリガツガツご飯を食べて、『太るからもうやめなさい』ってくらい食べる小学生ですが、赤ちゃんの時は全く食べない子でした。食べない。食べたくないのではなく、離乳食に興味がない。離乳食を口に持って行くと物凄い不審な目をして口を開かない。かろうじて口に入っても『オエエエエと入れたものをすべて吐き出す


本当に、悩みましたよ
私は、20歳から保育士をしていました。息子を産んだのが26歳。それなりに保育士として経験を積んで来て、食べない子でも食べる子に育ててきていました。しかし、息子は私のそんな経験なんて『しらんわいと言わんばかりに離乳食を跳ねのけました。私の経験なんてたいしたことがなかったんですよね。


まあ、イロイロしました。食べるようにメニューを工夫したのはもちろんのこと、マイナスの事もたくさんしました

・無理やり食べさせる ⇒ きっとメッチャ怖い顔
・『食べなさい!!』と怒る ⇒ かなりメッチャ怖い顔
・『もう、食べなくてもいいわ』と怒る ⇒ 怒りの頂点

まあ、こんな感じですね。いやはや、今から思うと可哀想な事をしましたね。ゴメンネ息子。さて、こんな風に失敗を重ねていた私ですが、どうしてそんな失敗をしたかと言うと、『絶対に食べさせなくてはいけない』と思い込んでいたからです。この気合いが子どもにとっては負担だったのだと思います。

興味を持ちそうだったかもしれない離乳食。でも、お母さんの強すぎる期待と気合いで、赤ちゃんのテンションダウン

こんな感じですね。真面目すぎたんですよ私。
ぶっちゃけ言うと、離乳食を食べなくても、赤ちゃんは生きています。母乳やミルクは飲んでいますか??
お母さんが忘れてはいけないのは、『離乳食は食事をするための練習』と言う事。母乳やミルクで栄養が取れているのなら、離乳食を食べなくてもとりあえずOK。ということです。それになかなか気づかなかった私です。


そこで私が考える『離乳食に興味を持たせる3つの方法』


その1 めげずに離乳食を作る

興味がなくたって、食べてくれなくたって、離乳食を作るのを止めないでください。毎日ちょっとずつでもいいから、お母さんの手作りの離乳食を赤ちゃんに作ります。そうすることで、何日・何カ月かかるか分かりませんが、赤ちゃんは食べ始めます。できる事なら、彩り豊かに様々な食材を使い、赤ちゃんに興味を持たせる工夫もしてください。食器やスプーンも可愛いものを選んでも良いかもしれません。

ですが、あまり気負わず離乳食を作ってくださいね。食べ始める赤ちゃんの姿を想像しながら、楽しく離乳食を作れると良いですね。


その2 褒める。褒めちぎる!!

もし、一口でも赤ちゃんが食べてくれたら、褒めちぎりましょう。 『すごい!!上手に食べたやん!!』とにかく笑顔で褒めちぎりましょう。赤ちゃんの気持ちを上昇させましょう。そうすることで 『じゃあ、もう一口食べたろか?』って思ってくれるかもしれません。


その3 怒らない・イライラしない

そう。これが大事。食べなくてもイライラしてはいけません。怒ってはいけません。メッチャ難しいことだけど、笑顔で切り抜けてください。離乳食食べなくてお母さんが怒っても、赤ちゃんは何で怒られているのか理解できないと思います。 『だって、興味がないんだから仕方ないやん』と思いませんか?・・・ま、私も当時は思えませんでしたけどね。あははははは。



こんな感じですね。自分自身への反省も込めて書いてみました。
まあまあ、これは理想論です。人間完ぺきではありません。失敗を繰り返します。それでも我に返った時に『ああ、あの時の対応はまずかったな』とか思えただけでもいいんじゃないかな。思う事ができたなら、次に生かせますもんね。今も、そんな感じで失敗と反省を繰り返しながらの子育て中の私です(#^.^#)

離乳食を嫌がる7つの理由【離乳食を食べない】

‘赤ちゃんが離乳食を食べてくれない’。子育てをしている親御さんにとって、これは切実な悩みです。せっかく手作りの離乳食を作ったのに。赤ちゃんが一口も食べてくれなかった。なんてこと、よく聞く話です。私も経験しています。そんな‘離乳食を食べてくれない’赤ちゃんに、私たち親はどう接したらいいのでしょうか?チョットしたアドバイスとアイデアをお届します
                

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・嫌がる7つの理由
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『赤ちゃんが離乳食を食べてくれない・・・』
それには、理由が存在すると思います。その理由が的確に分かれば問題ないのですが、大抵親は分からないものです。私の場合、『とにかく食べて欲しい』と言う気持ちが大きすぎて、息子の気持ちまで思いやることができていませんでした・・・。


保育士である私。お預かりしているお子さんが『どうして食べないのか?』と言う事はだいたい分かるのに、自分の子どもになると分からなくなります。それは異常な感情が入ってしまうからです・・・。いい意味で、保育所の子どもには距離感を持って観察する事ができているのだと思います。

さて、では何故あなたのお子さんは離乳食を食べてくれないのでしょうか??それを考えられるだけ探ってみましょう。



離乳食を嫌がる理由 その1  離乳食に興味がない

あなたのお子さんは、離乳食に興味がないのかもしれません。実はね今から思うと、うちの息子がそうだったんですよ。とにかく食べ物に興味がない。食べ物よりもミルクと母乳。『母乳くれ~ミルクくれ~』そんな感じでした。興味がない時は、仕方ありません。興味が出るまで待つしかありませんね。じき、興味が出るようになりますよ!


離乳食を嫌がる理由 その2  飲み込むのが苦手

離乳食初日から上手に‘ゴックン’できて『すごいねええ』って褒められる子もいれば、一口食べて『オエエエエッ!!』と言って母を悲しませる子もいます。うちの場合娘は褒められる子。息子は悲しませる子でした。

その子その子で、得意なもの不得意なものって違いますよね。ゴックンするのもそうなんですよ。得意な子・不得意な子がいるんです。だから、それも個性。飲み込むのが苦手なお子さんには、飲み込みやすいような量、形状を心がけるといいですね。


離乳食を嫌がる理由 その3  味が薄いのが苦手

甘い食べ物や濃い食べ物に慣れてしまったりしていませんか?離乳食の味は‘だし’がベースで薄味が基本です。甘い味や濃い味を知ってしまうと、どうしても薄い味を食べてくれなくなります。もし、思い当たるのなら今すぐに甘いもの・濃いものを止めて、だしベースの離乳食に変えてみてください。最初は嫌がるかもしれませんが、だしの風味をすぐに気に入るはず!



離乳食を嫌がる理由 その4  食物の形状がイヤ

離乳食の段階が上がったりしました?ゴックン期からモグモグ期とか。もしかすると、裏ごしだったものがみじん切りになってしまったから嫌なのかもしれませんよ。そんな時は、まだ裏ごしでも全然OK。徐々にその子に合わせて形状を大きくしていきましょう。教科書通りじゃなくてもOK。


離乳食を嫌がる理由 その5  スプーンがイヤ

スプーンがイヤ。結構あるんですよ。スプーンが口に入るのがイヤなら、手でもOKです。お母さんの手でもいいし、お子さんが掴んで食べられるのなら自分で食べさせてみましょう。その代りキレイに洗ってくださいね。離乳食用の木のスプーンに変えたら食べるようになった!!とおっしゃっていたママさんもいますよ。
手づかみするような月齢になれば手づかみをどんどんさせてあげてください!子どもって手づかみ食べが好きですよ。


離乳食を嫌がる理由 その6  その離乳食に飽きた

毎日同じ食事や全く同じじゃなくても、同じような食事を与えていませんか?『毎日、おかゆとかぼちゃ』とか。飽きているかもしれません。大人も、毎日同じ食事だと飽きませんか?赤ちゃんも毎日同じは飽きる可能性ありですよ。


離乳食を嫌がる理由 その6  離乳食の時間が楽しくない

離乳食を食べる時の家族の雰囲気は?楽しそうに食べていますか?お母さんがイライラしていたり、夫婦が喧嘩していたり・・・理由はイロイロあるだろうけど、離乳食を食べる時に楽しい雰囲気じゃなかったら。赤ちゃんだってイヤです。もしかすると、離乳食を食べる時間が、楽しくないのかもしれませんよ。


離乳食を嫌がる理由 その7  上記6つでもないと思う時

時期的なものだと思います。離乳食や食事を嫌がる時期。食べない時期って言うのは、多かれ少なかれほとんどのお子さんが通る道です。こういう時期が来たら「うちの子、しっかりと発達してるんだ!」と言うことです。よろこんでOKな反応なんですよ(#^.^#)。数日、数週間の長期戦になるかもしれませんが、しばらくしたら食べるようになりますよ。元気に活動できているのなら、そう大きく心配せずに。お母さんがする事は毎日、離乳食を作ることと、赤ちゃんを活動させてお腹をすかせることと、愛情をたっぷり与えること。そのうち、食べるようになります。



離乳食を食べてくれない理由はイロイロとあります。上記以外にも理由は様々あると思います。離乳食をパクパク食べてくれる事が理想です。パクパク食べてくれたら気持ちいいですもんね。でもね、食べないからってあんまり悩まないで。離乳食を食べてくれない事がその子のすべてじゃないです。
お子さんが離乳食を食べてくれるように、いっぱい遊んでお腹をすかせてあげて。お母さんの働きかけ一つで、何かが変わるかもしれませんよ!!

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・いつかは食べる子になる!!

‘赤ちゃんが離乳食を食べてくれない’。子育てをしている親御さんにとって、これは切実な悩みです。せっかく手作りの離乳食を作ったのに。赤ちゃんが一口も食べてくれなかった。なんてこと、よく聞く話です。私も経験しています。そんな‘ね離乳食を食べてくれない’赤ちゃんに、私たち親はどう接したらいいのでしょうか?チョットしたアドバイスとアイデアをお届します
                

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時
いつかは食べる子になる!!
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前回、『赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時・4つの親の心得』のお話をしました。このページでは私の失敗談を交えながら、1つ1つ細かくお話ししたいと思います。今回は親の心得 その4。この項目最後のお話をお届けします。



親の心得 その4  いつかは食べる子になる!!

離乳食を食べてくれない。『この子は一生食べない子になるんじゃないか??』って思ってしまいます。私なんて食べるのが大好きなので息子が食べない事がまず理解できなかった。『この子はどうして離乳食(ご飯)を嫌がるのだろう??』不思議で不思議で仕方ありませんでした。

・このまま食に興味のない子に育ってしまうのではないか?
・この子は生まれ持って食に興味のない子なのかもしれない。

そう思っていました。ですが、食事って生きていく上での楽しみですよね。美味しい食べ物を食べると、幸せな気持ちになりますもん。だから、私は息子にもその気持を持って欲しかった。

離乳食を始めた頃は、結構無理やり食べさせてしまっと事もあるけれど、幼児食になり息子なりに少しずつ食べられるものが増えてきて、私も心の余裕が出てきたのかな??『食べなくても良いや』って思えるようになってきました。食べなくても良い。『もしラッキーなことに1口食べられたらOKやわ』って感じ。


そこで私が一番大切にしていた事は、

息子が食べないものも食卓に出す

と言う事でした。


実際私は、息子が食べてくれないメニューも避けることなく食卓に出していました。例えば野菜の煮物ですね。ひじきの煮物とか、茄子の煮物とか、切干大根の煮物とか、筍の煮物とか。まあ、煮物系はなんでも出していました。

『一口食べてみる?』 
『いらない』


本当に食べてくれない食べ物は、この会話を何十回もしたと思います。それでも私は食卓に出し続けました。いやがらせではありません。私が食べたいから出していたのです。

きっかけはとある日でした。私は、太い切干大根をスーパーで見つけました。それを見たばあちゃんが『わあああ。(ばあばの生まれた)田舎の切干がこんな感じだったのよ』と言いました。早速炊いてみました。これが、ほんまに美味しい今までの細い切干大根とはまた違う美味しさで家族みんなが『美味しい』っと絶賛。するとそれを見ていた息子が『チョット食べてみようかな』と言いだしたんです。自分からね。

それから息子は、切干大根大好きになりました。1食で1袋余裕でなくなります。『足りない』と怒られます。なすびの煮物もいつの間にか大好きです。筍も。おっちゃんのような顔をして『コレがウマいんだよなああ』なんて、しみじみ言っています。日本酒がに合いそうな雰囲気です。


離乳食を嫌がり、かろうじて口に入れても『オエオエ』っと吐き出していた息子。より好みしてあまり食べなかった息子。そんな子だったのに、8歳の今は何でも食べてくれるたくましい息子になっています。食べすぎて『お腹が出てくるからもうやめて』と止めるほどです。

成長して運動量が増えるとおのずと食事の量も増えてきます。食べても食べても足りないくらい食べてくれます。楽しい食卓を心がけていれば、子どもはいつかは何でも食べる子になってくれます。と、私は実体験からそう感じています。

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